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ストーマとは

ストーマとはギリシャ語で「口」を意味します。
医学的には病気や怪我などの理由によって人工的に設けた排泄口です。
排泄口は手術によって人工的に造った肛門の代理をするもので、切断した腸や尿管の断端をおなかの外に引き出して造られます。(人工肛門とも呼ばれます)
したがってストーマの表面は粘膜でできており、赤い色をしており、常に湿っています。
粘膜というのは、デリケートで傷つき易く、神経が無く痛みを感じることがありませんので、傷つかないように気をつけて扱う必要があります。

肛門や尿道には括約筋という筋肉があります。
普通の人は排泄物を出したり、我慢したりというコントロールをすることが出来ますが、ストーマではつくられた排泄物が自分の意志とは関係なく少しずつ排泄されてしまいます。
そのためにストーマを持つ人は、特殊な袋でこれを一旦受けとめて、ある程度ためてから捨てるという方法を取らなくてはなりません。
この排泄のコントロールをするための袋をストーマ袋、ストーマ袋を装着面の皮膚を保護しながら取りつけるものが皮膚保護剤と呼ばれます。
2005-08-16