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京都府臨床衛生検査技師会の新人研修会

京都府臨床衛生検査技師会の新人研修会


皆さん、臨床検査技師というお仕事をご存じですか?
臨床検査技師って・・・何??何してる人???そんな声が多いのではと思います。

そのような中、9月9日、京都府臨床衛生検査技師会の新人研修会にて、当会代表理事 石塚が講師として、”かかりつけ医の必要性”の話をさせて頂く場を与えて頂きました。
今回は臨床検査技師というお仕事にスポットを当てみたいと思います。
<<< この写真は受付の風景です。

まずはじめに清井会長のご挨拶から始まり、次に芦田事業部長、山口学術部長とお話しされ、いよいよ順番が・・・
石塚は、緊張で不整脈が出そうだと(笑)

いよいよ本番、いつもはご年配の先生方の前でお話させて頂くことが多いのですが、この日は新人研修会ということでいつもとは違った雰囲気のもと、当会を設立したきっかけに始まり、私共の活動の紹介、サイトの説明、また臨床検査技師の皆さんとの質疑応答の時間まで頂きました。
そのなかで、臨床検査技師とはなんぞや?と、私達患者レベルの質問をさせていただきました。
質問はこちら>>>>

臨床検査技師のお仕事とは・・・
こんなお仕事だそうです。

<1>血圧・心電図・肺活量・脳波などの機能検査や、超音波やMRI等を使う画像検査などの人体に直接働きかけを行う生理機能検査。

<2>血液、尿、糞便、喀痰、あるいは身体組織の一部を採取し、試験管内の反応や顕微鏡観察を通じて調べる検体検査。

検体検査は以下6つに分けることができるとのこと
  • 生化学検査・・・血液の分析を行う
  • 血液学的検査・・・血液細胞の数や形態を見る
  • 微生物学的検査・・・細胞やウイルス等の検査
  • 免疫学的検査・・・免疫状態を調べたり、輸血の検査を行う
  • 病理学的検査・・・様々な器官の異常や癌細胞を見つける
  • 一般検査・・・尿、胃液、髄液等の成分を調べ、寄生虫を見つける

臨床検査技師とは、いわば縁の下の力持ち的な存在です。
医師が患者の診断や治療方針を決定するため、身体の状態を知るのに必要な情報(臨床検査)を提供するのが臨床検査技師なのです。
医療分野において臨床検査技師は大変重要な位置を占めているのです。
ですから、京都府臨床衛生検査技師会においても、各研究班にわかれ、勉強会を行い知識向上のためレベルUPに努めておられるとのことでした。

しかしながら、一般の方々に臨床検査技師という仕事について、知名度が低いというのも事実。
私の母も・・・
”京都府臨床衛生検査技師会の新人研修会に呼んでもらってるから、出かけて来ます”っと云ったところ、”あ〜レントゲン撮る先生の会......??いってらっしゃい!”との返事。
思わず、”レントゲンを撮る人は放射線技師で!癌細胞の病理検査したり、心電図検査したり、よくお世話になってる検査では、血の検査しはる人。”と云うと、 ”あ〜そうか、みんな一緒や思てたわ。それにみんな白衣きたはるさかい・・・・・お医者さんとはまた違うんか?”・・・患者側からすれば、白衣=先生  ・・・知名度向上委員会の方々、これからも頑張って下さい(~-~)

社団法人 京都府臨床衛生検査技師会 URL:【 http://www.kyoto-amt.js-md.net/
2005-09-11